内定式で、35歳の俺は新卒たちに交じって座っていた。突然、三田部長が俺の前に立ち、「お前、高卒かよ。会社の恥だからお茶出ししてろ」と言い放った。新卒たちは笑い、俺は無言でお茶を淹れた。明日から始まる“雑用係”の日々を、ボイスレコーダーで記録しながら。心が折れかけた時、部長が俺に言った。「お前みたいな高卒は、窓拭きでもしてろ」。その時、俺は静かに誓った。この会社で、必ず見返してみせる。でも、一…

内定式で、35歳の俺は新卒たちに交じって座っていた。突然、三田部長が俺の前に立ち、「お前、高卒かよ。会社の恥だからお茶出ししてろ」と言い放った。新卒たちは笑い、俺は無言でお茶を淹れた。明日から始まる“雑用係”の日々を、ボイスレコーダーで記録しながら。心が折れかけた時、部長が俺に言った。「お前みたいな高卒は、窓拭きでもしてろ」。その時、俺は静かに誓った。この会社で、必ず見返してみせる。でも、一...

三田部長は、内定式の場で、俺の前で立ちはだかった。

「お前、どこの大学出たんだ?」

「いえ、僕は高卒ですが。」

「はあ?高卒?こんな年まで何やってたんだ?フリーターでもしてたのか?」

「いえ、フリーターではありませんが。」

「は、お前高卒かよ。会社の恥だからお茶出ししてろ。」

新卒の内定者たちが、俺を見て笑った。

俺は、黙ってお茶を入れに行った。

俺の名前は中村正斗。35歳だ。

この広山商事の内定式に、新卒として参加している。

俺は、この会社の社長である広山さんに、引き抜かれる形でここに来た。

高卒の俺が、35歳で新入社員として入社するのは、周りから見れば不思議なことだったのかもしれない。

内定者たちは、最初から俺のことを変な目で見ていた。

そして、三田部長に、全員の前で見下された。

俺は、お茶を出しながら、昔のことを思い出していた。

俺は、ある会社で働く父と、パート勤務の母の間に生まれた。

普通に元気な男子で、低学年までは友人とゲームをしたり、自転車で走ったりしていた。

しかし、父が勉強にうるさくなり、塾に行かされるようになった。

家には、広山さんという人がよく遊びに来ていた。

父の大学時代の友人だそうだ。

たまに、英語の書類を父と確認していた。

母はお酒を出して、父と広山さんは飲みながら談笑していたんだ。

俺は英語にも興味を持ったので、英会話も習っていた。

広山さんと父が同じ会社だったのは、後から知ったことだ。

祖父が不動産業をしていて、母はそこでパートしていたんだ。

不動産業と言っても、自宅でしていて、母は電話番をしていた。

祖父の家は近かったので、たまに放課後遊びに行ったり、祖父にドライブに連れて行ってもらっていた。

その時はただのドライブかと思っていたのだが、祖父が営業をしていたということも、後で分かったんだ。

車で待たされることがよくあった。

広山さんは時折、祖父のところにも来ていた。

「正斗君、勉強頑張っているそうじゃないか。偉いなあ。」

「おじさん、うん。お父さんがうるさくてさ。本当はもっと遊びたいんだけど。」

「あはは。そうか、そうか。英語も習っているようだな。一度おじいちゃんと一緒に海外へ行ってくればどうだ?」

広山さんはそんなことを言っていた。

そして俺は夏休みになると、祖父と一緒に、よく海外へ行っていたんだ。

そして、語学を身につけていった。

中学生になっても、夏休みは海外へ行ったり、連休になると地方へ行ったりと、祖父は頼もしかった。

しかし、高校2年の時、父が突然の病で亡くなってしまったんだ。

祖父は、母方の祖父だったが、とても悲しんでいた。

広山さんも駆けつけてくれて、男泣きをしていたんだ。

母はしばらく落ち込んでいた。

もちろん、それは俺もだ。

その後、家を売って、祖父の家で暮らすことになる。

高校の時、政治という友人がいた。

それが、たまたま広山さんの息子さんだったんだ。

政治も葬儀に来てくれて、その後、俺と政治はとても仲良くなった。

俺は祖父の仕事をしてみたいと思っていて、大学に行く気はなかった。

祖父も、不思議なことに、特別大学を進めなかった。

母はお金のことは心配しなくていいと言っていたのだが、それから不動産を勉強し、宅地建物取引主任者の資格も取りながら、祖父の会社で営業に励んでいたんだ。

政治は、割といい大学に合格していた。

俺は着慣れないスーツを着て、祖父とあちこちへ営業に回る。

祖父はかなりの土地を持っていて、地方へも営業に回った。

広山さんの会社へ行くこともあった。

広山さんは、祖父の不動産の管理をしてくれていたんだ。

しかし、俺が26歳の時、祖父は帰らぬ人となってしまったんだ。

祖父の家は母が相続し、不動産は母と俺に相続された。

広山さんは、かなり残念がっていた。

祖父の病は、見つかった時点でかなり進行しており、しばらく入院していたので、俺もある程度は覚悟はしていた。

だが、母と病院へよく通っていて、広山さんも見舞いに来てくれていた。

俺は、祖父の不動産を一人で回していく自信がなかったんだ。

広山さんに相談すると、

「それなら、管理会社を立ち上げてみないか。」

そんな提案があった。

俺は悩んだが、そのように決めて、社員を雇ったんだ。

母は、そこで経理を担当してくれることになる。

そして、手探りながらも軌道に乗せていったんだ。

祖父が所有していた不動産は俺の名義に変えたりして、バタバタとしていた。

他の地主さんの不動産の管理も任されて、営業に回る。

広山さんの会社の子会社として、走り回っていたんだ。

また、人を使う難しさも学んだ。

ある日、広山さんから、

「アメリカに日本食レストランを広げないか。そんな提案があった。息子の政治には、いずれ広山商事を継いでもらう予定だ。確か高校時代の同級生として仲良くしてくれていると、政治から聞いているよ。正斗君の会社は、うちの今の専務に任せておけばいいよ。今の専務は不動産担当で、なかなかのやり手だったからな。政治と3年ほどアメリカへ行ってこないか。」

「え、政治君と一緒なら喜んで。」

そして俺は、政治とアメリカへ飛んだ。

政治は社会勉強として、日本食レストランの改装に一緒に精を出す。

遠い昔、祖父と過ごした現地での日々を思い出す。

あの頃は、ネイティブな英語に俺は驚いていたもんだ。

その時は、中村建設として日本食レストランの改装が進めていた。

広山さんからはたくさんの業者の職人さんたちを紹介してもらい、順調に建築が進んでいったんだ。

その時、俺は30歳だった。

管理会社の方も、広山さんの会社の専務さんのおかげで順調だ。

そして3年経ち、無事に工事は終え、政治と帰国した。

その後、政治は広山商事へ企画部員として入社した。

広山さんの話では、俺の亡き父も企画部で頑張っていたらしい。

俺は建設の方もとても勉強になり、管理会社へ戻った。

管理会社は広山さんのおかげで全国的に有名となり、規模が広がった。

名前は中村建設のままであったが、大きな会社となる。

広山商事の子会社であった。

広山さんの会社は、不動産だけではなく、美術品や骨董品、他の部門でも、海外市場として仕事を広げていた。

広山さんのお父様がその時は社長であり、広山さんは次期社長だ。

その後、政治が後を継ぐ予定である。

俺はよく政治と一緒に飲みに行ったり、将来の話をしたりしていた。

その頃、母の妹の息子が、ある保険会社にいたのだが、かなりブラックで体調を壊したと聞いた。

俺にとっては従弟になる。

今は、引きこもっているらしい。

俺は従弟の家に行き、中村建設でぼちぼち働かないかと誘ったんだ。

土日は仕事であるが、水曜と木曜日は休みである。

木曜日は、他の社員が出勤してくれていた。

そしてだんだんと従弟は仕事に慣れていき、木曜日も出社できるようになったんだ。

従弟は損害賠償に関する保険の資格も持っていた。

火災保険など、不動産に関する保険にも詳しく、とても助かっていたんだ。

俺は従弟を広山さんに紹介した。

そしてその後、従弟も宅地関係の資格を取っていく。

営業成績も良く、会社を任せられるようになるのが、とても早かった従弟だ。

その頃、政治には結婚の話があり、結婚した。

俺も政治の奥さんの知り合いを紹介してもらい、交際の後、結婚に至る。

34歳の時だった。

母の家の近くでマンションを買って、子供にも恵まれて、幸せに暮らしていた。

その頃に、広山さんは社長になったんだ。

政治は常務として役員となる。

そんな時、不動産部門の部長について、パワハの問題で社員たちから苦情が来ていて、俺は広山社長から、

「今の管理会社を従弟に任せて、広山商事で働いてくれないか。」

と頼まれたんだ。

俺は従弟と相談して、従弟に中村建設の取締役社長となってもらった。

そして、亡き父がいた広山商事へ、内定が決まる。

しかし、普通の内定ではなく、すぐ不動産部門の社員として活躍してもらうという、広山社長からの話だった。

俺は頑張ろうと思った。

仕事熱心な父のことは尊敬していたんだ。

そして、内定式当日。

新卒社員たちが集まる会場で、俺は浮いている。

もう35歳のおじさんだ。

広山商事は高卒から入社ができたようだが、その年は大卒ばかりだったようだ。

そして、噂の三田部長が、一人浮いている俺の前に来て、冒頭の言葉を言ったんだ。

その1時間後、社長から俺の紹介があった。

「今日は、かの有名な中村建設で活躍していた中村正斗君を紹介する。」

そう言われて、俺は壇上に上がった。

「ご紹介に預かりました、中村正斗です。未熟者ではありますが、この度、不動産部門で活躍させていただくことになりました。よろしくお願いします。」

俺はマイク越しにそのように言って、一礼した。

すると三田部長が、

「え、あの中村建設?」

と一言ぽつりと言って、顔面蒼白で震えていた。

その後、三田部長は広山社長に、

「三田君、なぜ高卒というだけで中村君に雑用をさせていたんだ。」

「し、社長、申し訳ございませんでした。」

そのように謝っていた。

しかし、俺は不動産部門の三田部長の元で、一社員として働くことになる。

すっかり安心しきった三田部長は、

「中村、お前、中村建設にいたらしいが、清掃員かなんかだろ?」

「いえ、私はそうではありません。中村という苗字は多いですからね。」

そのように、適当に言っておいた。

他にも高卒社員はたくさんいたが、俺は三田部長に目をつけられるようになる。

「30代で転職とは、無能で首にでもなったのか。」

「お好きなように言っておいてください。」

「ちっ、愛想のないやつだ。これ、資料だ。まずここの会社のことをよく知ることだ。全部読みながらまとめておけ。」

「はい、三田部長、わかりました。」

俺は三田部長から山のような書類を渡される。

俺も人を使ってきた身ではあったが、三田部長はかなりいい大学を卒業していて、学歴主義のようだ。

高卒社員からも苦情は本当のようだ。

「おい、他の高卒社員もぼーっとしてるんじゃない。そこのお前はコピーだ。」

そう命令していた。

俺は資料を仕上げて提出する。

「やっと終わったか。次は、高卒は窓拭きでもしてろ。」

「あの、営業の方から資料頼まれているのですが。」

「なら、さっさと済ましてからだ。」

「はい、分かりました。」

俺はそう言って、営業の資料作成に取りかかる。

別に俺は仕事は嫌いではないし、昔の営業の経験から嫌な思いをたくさんしてきている。

だから、どうってことはなかった。

しかし、他の高卒社員は雑用ばかりを任され、疲弊している様子だ。

俺は政治と連絡を取り合っていた。

その夜、政治と居酒屋へ行くことになったんだ。

「どうだ?あの三田は?」

「ああ、かなりの学歴主義だな。偉そうなやつだよ。他の高卒社員は、やはりビクビクしている。」

「小さなカメラでも設置するのはどうだろうか。」

「お、それはいい考えだな。分かった。父に言っておくよ。」

「俺はボイスレコーダーにパワハの様子は録音しておくからさ。」

「ありがとう。頼んだぞ。」

そんな風に政治は言っていた。

俺は特に生活に苦労していることはない。

不動産活用の方も、家賃収入はある。

妻にも事情を説明して安心してもらっているし、息子も元気に育っている。

また翌日、三田部長は俺に、

「おい、社内のゴミ出しをしてろ。俺が部長になってからは、大卒しか入社していないんだ。今までの高卒社員も、ゴミ出しは基本だ。」

「分かりました。」

俺は皆のデスクのゴミを袋にまとめて、ゴミを出しに行った。

その後、高卒の営業社員が三田部長に叱られている。

「やはり無能のお前は、今日も手ぶらで帰ってきたのか。」

「ああ…」

「本当に話にならん。今日はトイレ掃除でもしてろ。」

高卒の営業社員は、黙ってトイレ掃除に出ていった。

これはひどいなあ、と俺は思っていた。

清掃は清掃業者の人がしてくれている。

もちろんゴミ出しもだ。

その後も、俺は、

「もうお前は車内掃除でもしてろ。資料は大卒社員に任せる。」

「はい、分かりました。」

部長の指示に、そう言った。

全てボイスレコーダーで録音をしている。

俺は別に清掃も嫌いではない。

「またか。」

と言った笑顔の清掃員は、三田部長に言われたんだろう。

「適当に掃除しておけばいいよ。」

と言ってくれた。

清掃員の休憩所で、俺は清掃の人からお菓子をもらって、皆で談笑していた。

案外楽しいかも、そう思う俺。

最近は運動不足なので、掃除もいい運動になる。

ある日、他の高卒社員も掃除を手伝いに来た。

三田部長に言われたという。

俺は「君もか。」と話をしていて、休憩時間にタバコを吸うその社員と談笑をする。

「ねえねえ、あの雰囲気の悪いオフィスにいるより、こっちの方が楽しくない?」

そう高卒社員に言うと、笑っていた。

ある程度の時間が経つと、俺はオフィスに戻る。

三田部長は、

「なんだ?無能がもう帰ってきたのか。じゃあ、これを全部シュレッダーしておけ。」

そのように雑用ばかりだ。

俺は、ある日、広山社長に呼ばれた。

社長室で、

「三田のやつ、カメラで見ているが、大概だな。今日は正斗君に頼みがある。こちらの担当者から電話があるので、英語で対応してほしい。」

「はい、わかりました。」

俺はそう言って、オフィスに戻った。

「なんだ?とうとうと首か?」

「いえ、今日はクライアントの電話の受付を、社長に頼まれたのです。」

俺はそう言って、社長から預かった資料をまとめていた。

三田部長は、悔しそうな顔をしている。

そして、俺のデスクの電話が鳴る。

相手は英語だ。

俺は流暢な英語で対応していった。

それを聞いていた三田部長は、

「無能な高卒でも、一応英語は話せるのか。」

「英語は、ただ好きだっただけですので。」

そのように答えておいた。

そして、俺はまた英語の資料を作成していた。

すると三田部長は、俺のデスクを覗き、

「おい、その資料は俺に任せろ。お前は窓拭きでもしとけ。」

そう言ったんだ。

しばらくしてから、三田部長に、

「すみません。その資料、社長に頼まれたものですので、渡していただけますか?」

「はあ?まだできていないが。」

「社長がお急ぎでした。では、続きは私がします。」

俺がそう言うと、俺に資料を投げつけてきた三田部長だ。

俺は三田部長の資料を確認すると、修正が必要な点だらけだ。

また一からやり直さないと。

そう思って、パソコンに打ち直していた。

三田部長は、40代後半ぐらいである。

タイピングは、俺の方が早かった。

俺は、出来上がった資料を社長に渡しに行こうとして、席を立つ。

「は?お前、もうできたのか?」

「あ、はい。社長に渡してきます。」

「あの、三田部長はかなり有名な大学を卒業されているとお聞きしていましたが、資料にはたくさんのミスがありましたよ。」

俺は少しニヤリとして、三田部長に言った。

すると三田部長は、顔を真っ赤にして、

「そんなはずはない。お前の資料が適当なんだろう。偉そうに、この高卒が。俺に向かって喧嘩でも売っているのか。」

「え、喧嘩って、子供ではあるまいし、そんな…」

「もしミスがあったとしても、人は誰でもミスはするだろう。お前みたいな35歳になっても新入社員の分際で、偉そうに言われたくないわ。今度そんな口を聞くと、お前はすぐ首だ。いや、今を持って首だ。偉そうな高卒は、この会社にはいらん。資料は俺が社長に渡す。早く退職届を持ってこい。」

「私が首ですか?わかりました。では、人事部へ退職届を取りに行ってきますね。」

俺はそう言って、社長室に行ったんだ。

広山社長は、カメラで見ていたようだ。

そして、広山社長と二人でオフィスへ入った。

広山社長は三田部長に、

「三田君、中村君が首だと?首になるのは三田君だ。中村建設はうちの下請けであるが、中村君が創立した会社だよ。今は役員を知り合いに任せて、こちらに来てもらったんだがな。」

「え?中村が創立者?そ、そんな高卒の分際で…」

「みた?いい加減にしろ。仕事に学歴は関係ない。実は、たくさんの高卒社員から、三田部長への苦情が俺の元に来てるんだよ。これは君のパワハの証拠だ。」

広山社長はそう言って、防犯カメラの映像をスマホで三田部長に見せた。

高卒社員に掃除を命令しているところや、高卒社員を苗字で呼ばずに「高卒」としか呼んでいない様子。

オフィスは、静まり帰っている。

それを見た三田部長は、またあの日のように顔面蒼白に。

そして、俺は、

「これは、私に対して三田部長から発された数々の言葉です。」

そう言って、録音内容を再生した。

その後、広山社長は三田部長に、

「三田君に、中村君を解雇する権限はない。解雇されるのは君だよ。これだけのパワハの証拠がある。すぐデスクを片付けて、君は高卒社員に謝罪をして、この会社から出て行ってくれ。」

そう言った。

三田部長は真っ赤を通り越して真っ白になり、ガタガタ震えている。

そして、震えた手でデスクを片付け出した。

そして、全員に向かって、

「どうもすみませんでした。」

とそう言い、オフィスから背を丸めて出ていったんだ。

その後のオフィスは、拍手が湧き起こり、全員が笑顔になっている。

大卒社員も、嫌だったのだろう。

そして、三田さんは就職先が見つからず、奥さんにも離婚されて、一人アルバイト生活をしているらしい。

一方で、俺は三田さんに変わって、広山社長から不動産部門の部長を任命されたんだ。

政治は、以前の専務が退職後、専務として頑張っている。

人を見下す人間の末路は、怖いものである。

俺は別に経営者でなくてもいい。

母も元気で、まだ中村建設の経理として働いている。

俺はたまに顔を出すが、中村建設は順調だ。

政治も女の子に恵まれて、俺たちは家族ぐるみの付き合いをしている。

今のオフィスは、高卒社員も明るく仕事を頑張って、売上が上がったんだ。

俺は広山社長に、母と一緒に食事に誘われた。

そして、広山社長は父との思い出を楽しく語っていた。

俺は、お世話になった広山社長の元で、父が働いていたこの会社で、さらに頑張っていくことを、広山社長の笑顔を見ながら再び誓った。

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