「ゴミ企業に払う予算は1円もない」――取引先の部長が、数日かけて作り上げた俺のプレゼン資料をシュレッダーに投げ込んだ。取引先の担当者は俺の技術を高く評価していたのに、その上司の部長は俺たち零細企業を露骨に見下し、俺を「貧乏会社」と罵倒した。あの時、俺は何も言い返せず、悔しさで拳を握りしめることしかできなかった。だが、俺たちにはまだ秘密の切り札があった。それが動き出すのは、もうすぐだ。この後、…

「ゴミ企業に払う予算は1円もない」――取引先の部長が、数日かけて作り上げた俺のプレゼン資料をシュレッダーに投げ込んだ。取引先の担当者は俺の技術を高く評価していたのに、その上司の部長は俺たち零細企業を露骨に見下し、俺を「貧乏会社」と罵倒した。あの時、俺は何も言い返せず、悔しさで拳を握りしめることしかできなかった。だが、俺たちにはまだ秘密の切り札があった。それが動き出すのは、もうすぐだ。この後、...

俺は同僚の瀬川に、開発したアイデアを何度も横取りされていた。抗議しても、彼は俺の泣き顔が映った動画を見せつけて脅してきたのだ。あの日、身に覚えのないミスで部長に叱られ、酒の勢いで泣いてしまった姿を、まさか撮られていたとは。

それから瀬川は係長になり、俺の上司として振る舞いながら、アイデアを盗み続けた。耐えかねた俺は部長に全てを打ち明けたが、証拠がない以上、どうにもできないと言われる。部長は信じてくれたが、決定的な証拠が必要だった。

ある日、瀬川に呼び出され、またアイデアを奪われる。俺は心の中で決意していたことを実行に移すことにした。それは、次にアイデアを盗まれたら退職すること。俺は部長にだけ密かに連絡し、退職願いを提出した。

部署内に退職の話が広がると、瀬川が俺を呼び出した。彼は、俺が辞めれば別の人間から成果を奪えばいいとほざいた。最後の最後まで、人から奪うことしか考えていない男に、俺は失望を通り越して呆れ果てた。

しかし、瀬川は最後にこう言ったのだ。「お前からもらったアイデアの試作品を、社長や専務も同席する会議で説明することになってる。ちゃんと最終調整してから辞めていけよ。出ないと、この動画を拡散するからな」

俺はしぶしぶ了承するふりをして、その場を離れた。その先には、スマホを構えた部長が待っていた。俺は瀬川に呼び出された時、部長に密かに連絡し、会話を録画してもらう約束をしていたのだ。

それから有給消化に入り、数日後、瀬川から電話がかかってきた。彼は怒鳴っていた。会議で試作品を稼働させようとしたが、機械が動かなかったのだ。俺は退職前に、試作品の心臓部ともいえる重要部品を抜き取っておいたのだ。それが俺の最後の「最終調整」だった。

「お前の開発じゃない。俺の開発だ。俺の開発をお前の名前で発表させないために、心臓部を抜き取っておいたんだ」

瀬川は会議を抜け出し、トイレに隠れて電話していた。部長に厳しく追及され、観念した瀬川は俺に助けを求めてきたが、俺は電話を切り、電源を落とした。

後日、会社に復帰すると、瀬川は解雇されていた。社長や部長たちは俺に謝罪し、俺の評価を見直すと約束してくれた。俺は退職願いを取り下げ、今はかつて瀬川が務めていた係長の立場で、部下の成長を見守っている。

一方、俺は別の仕事で、取引先の部長・小塚から理不尽な値下げ要求と暴言を受けていた。彼は、俺の会社を「町工場の分際で」と見下し、高い特許ネジを「ぼったくりだ」と罵倒し、契約終了をちらつかせて脅してきた。

俺は、長年お世話になった恩を無視して、一方的に契約を終了することにした。彼は「後悔するぞ」と捨て台詞を吐いて去っていった。

しかし、数週間後、小塚が土下座して再契約を求めてきたのだ。彼は契約を終了した後、代わりのメーカーと契約したが、その部品が粗悪で、自社の製造ラインが止まってしまったらしい。

さらに、彼が俺に暴言を吐いていたと聞いた、競合他社の部長が俺の会社を訪れていた。彼の会社は、俺たちの特許ネジに以前から興味を持っており、契約が空いたならと、すでに高額な契約を結んでくれたのだ。

小塚は、自分が招いた事態に顔面蒼白になっていた。俺は「全ては身から出た錆です」と言い放ち、彼を追い返した。小塚はその後、解雇され、転職先でも暴力沙汰を起こしてどん底に落ちたと聞いた。

また別の日、俺は医療機器メーカーの専務・吉田から、一方的に商談を中止された。彼は俺たちのような「零細企業と話す価値はゼロだ」と言い放ち、見下すように名刺を揉んだ。熱心に契約を望んでいた担当者の安藤も、専務の圧力に逆らえなかったらしい。

俺はその場を引き下がったが、すぐに別の医療機器メーカーに連絡を取った。以前、安藤から声がかかる前に、熱心にアプローチしてくれていた会社だ。そして、すぐに独占契約の話を進めた。

翌日、吉田から電話がかかってきた。慌てた様子で「事情が変わった。特別にその特許機械を使ってやってもいい」と言ってきた。どうやら、彼の独断で契約を反故にしたことが上にバレたらしい。

俺は、すでに競合他社と契約を進めていることを伝えた。吉田は金で解決しようとしたが、俺は「金額の問題ではございません」と断固として拒否した。彼はその後、専務の任を解かれ、会社を追われた。安藤と社長が、改めて謝罪に来てくれたが、吉田の傲慢さが招いた自業自得の結果だった。

さらに別の日、取引先の新しい部長・神崎から、我が社の特許システムを「中傷に5000万円は無駄だ」と切り捨てられた。彼はコストカットのために呼ばれてきた外部コンサル出身者で、俺たちのような中小企業を露骨に見下していた。

彼は自社で代替技術を開発したと言い、一方的に契約を終了した。俺は、すぐに彼の会社の競合他社と新しい契約を結んだ。彼の会社は、自社開発のシステムが最終テスト段階で動かなくなり、製品を出荷できない状態に陥った。

神崎は慌てて再契約を求めてきたが、俺は「仕事には信頼が大切です。あなたは目先のコストカットに囚われ、我々の信頼を裏切った」と告げ、拒絶した。彼はその後、責任を取らされ、地方の倉庫部門に左遷された。妻にも離婚され、子供を連れて実家に帰られたらしい。

また別の日、俺は祖父の代から付き合いのある会社で、新しい部長・大西から「たった月1回の機械修理で偉そうにしやがって」と罵倒された。彼は、俺が新しく社長に就任したことを知ると、見下すように言い放った。さらに、修理代金を半額にしろ、大手に変えるぞと脅してきた。

俺は、その一方的な値下げ要求を断固として拒否し、契約を破棄した。大西は「上等だ」と息巻いていたが、数日後、俺が修理していた機械が壊れたと電話をかけてきた。大手では直せないらしい。

その機械は、俺の父と元工場長が設計から組み立てまで作った、この世に一つしかない特注品だった。修理できるのは、父と俺だけ。しかし父はクルーズ旅行に出かけており、連絡が取れない。しかも、大西が無理やり動かそうとしたせいで、機械は完全に壊れてしまっていた。

「要するにお手上げです。無理やり動かそうとしなかったら、まだ俺でも対応できたかもしれないんですけどね」

大西はその場に崩れ落ちた。彼はその後、メイン商品の販売中止という大失態の責任を取らされ、格下げ処分と給料カットの上、窓際部署に移動になった。

そしてまた別の日、俺はキャンプ用品メーカーの営業マンとして、取引先の部長・藤田に「ゴミ企業」と罵倒された。彼は俺が作ったプレゼン資料をシュレッダーに投げ込み、契約を反故にしようとした。

しかし、担当者の山内さんは諦めなかった。彼は、藤田部長の上司にあたる前社長の近藤工場長に、俺たちの技術が素晴らしいものだという情報を流してくれたのだ。近藤工場長はその話を聞きつけ、現社長の石原社長に確認を取った。そして、石原社長が俺の元に謝罪に来たのだ。

俺は、藤田部長が行ってきた暴言や妨害行為を全て報告した。石原社長は激怒し、彼を別部署に移動させ、降格処分にした。藤田部長は、家族からも愛想を尽かされ、社内でも孤立してしまった。

一方、俺たちは無事に契約を締結し、新商品の生産がスタートした。販売前から注目を集めており、順調な滑り出しだ。

どの話も、相手が見下した者たちの誇りと信頼を踏みにじったことが、結局は自分自身に跳ね返ってきた話だ。俺はこれからも、技術と誇りを持って仕事を続けていく。

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