「あの夜、祖母に叩き起こされて古いトイレに隠れた。外から聞こえてきたのは、叔父の声だった。『あのガキを殺す計画を実行しよう』って。私は自分の葬式を、身内の口から聞いたんだ」 #家族の闇 #毒を盛られた祖母 #遺産争いの末路

「あの夜、祖母に叩き起こされて古いトイレに隠れた。外から聞こえてきたのは、叔父の声だった。『あのガキを殺す計画を実行しよう』って。私は自分の葬式を、身内の口から聞いたんだ」 #家族の闇 #毒を盛られた祖母 #遺産争いの末路

その夜、祖母が突然私を叩き起こしたのは、単なる物音に驚いたからではなかった。
「ルリ、静かに。急いで外に出るわよ」
眠い目をこすりながら従うと、祖母は私を古い物置のようなトイレの中に押し込んだ。
「声を出さないで。しばらくここに隠れていなさい」
意味がわからないまま、暗くて狭いその場所で息を潜めていると、外から叔父夫婦の声が聞こえてきた。
「あのガキが泊まるときを狙おう。強盗の仕業に見せかければ簡単だ」
私は息をのんだ。叔父は私を殺す計画を立てていたのだ。

私たち夫婦は、祖父が亡くなってからというもの、ずっと警戒していた。祖父の遺言で、遺産のほとんどは祖母と私に譲られると決まった。それを恨んだ叔父たちが、何か仕掛けてくるのではないかと。
だが、まさか命を狙われるとは思っていなかった。

祖母は私を守るため、私が家に居ないと嘘をついてくれたらしい。叔父たちは「今日は無駄足だった」と諦めて帰っていった。
だが、私は彼らの企みを知ってしまった以上、黙っているわけにはいかなかった。

「おばあちゃん、あいつらに反撃する方法がある」
私は台所のゴミ箱を調べた。すると、見覚えのあるものが見つかった。水仙の花。
リツ子が料理に混ぜていたのだ。祖母が最近痩せ細っていた理由が、これでわかった。毒を少しずつ盛られていたのだ。

「この映像が証拠になる」
実は私は、祖父が亡くなった直後から、祖母の見守り用カメラを台所に設置していた。その映像には、リツ子が水仙を料理に混ぜる様子がはっきりと映っている。
私はゴミ袋ごと証拠を回収し、そのまま警察署へ向かった。

翌日、叔父夫婦がいつものように祖母の家へやってきた。
「話があるの。あなたたちの犯罪について」
私がそう言うと、叔父は顔色を変えた。
「何を言っているんだ」
「知らばっくれても無駄よ。この台所のカメラに、全部映ってる」
リツ子は包丁を掴んで私に襲いかかろうとした。だが、隣の部屋で待機していた警察官が一斉に踏み込んできた。
「現行犯だ。取り押さえろ!」
こうして2人は逮捕された。叔父は「リツ子にそそのかされただけだ」と主張したが、私はあの夜、トイレの中で2人の計画を聞いている。言い訳は通じなかった。

祖母は毒を盛られたが、幸い命には別状なかった。私たちは田舎に引っ越し、新しい生活を始めた。私は祖母の近くで住み、彼女が再びゲートボールを楽しむ姿を見て安心した。
そして今、私は夫と新しい命を授かっている。祖母に妊娠を伝えると、彼女は目に涙を浮かべて喜んでくれた。
あの夜、祖母が私を隠してくれなければ、この幸せはなかった。私はゆっくりとお腹を撫でながら、祖母の笑顔を思い浮かべた。

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