ブラジル戦翌日の6月30日、田中碧が報道陣の前で重い口を開きました。試合後、ピッチで泣き崩れて取材に応じられなかった田中は、「悔しい。申し訳ない。自分の力が足りなかった」と語りました。

問題となったのは、後半アディショナルタイムのワンプレーです。田中は自陣でボールを奪ったものの保持しきれず、そこからブラジルに決勝点を許しました。本人は「クリアすればよかった。誰のせいでもなく自分の責任」と受け止めています。
しかし、田中だけを責めるのはあまりにも短絡的です。今大会で彼は背番号7を背負い、中盤で走り続け、日本代表を支えてきました。グループリーグでも豊富な運動量と献身性で大きく貢献しています。
試合後、ブラジル代表のクーニャが田中に歩み寄り、抱きしめて声をかけた場面は、多くのファンの胸を打ちました。一方でSNSには心ない批判もありましたが、それ以上に「最後まで戦ってくれてありがとう」「胸を張ってほしい」という声が多く寄せられています。
ワールドカップの悔しさは、ワールドカップでしか返せません。この涙を次の4年への力に変えて、田中碧にはもう一度立ち上がってほしい。彼の戦いは、まだ終わっていません。


