セルジオ越後氏が日本代表に厳言 ブラジル戦惜敗に「4年間で本当に進歩したのか」

セルジオ越後氏が日本代表に厳言 ブラジル戦惜敗に「4年間で本当に進歩したのか」

ワールドカップ決勝トーナメントで日本代表がブラジルに1-2で敗れた後、著名なサッカー解説者セルジオ越後氏が厳しい言葉を投げかけた。日本は世界屈指の強豪を相手に粘り強く戦ったものの、越後氏はその内容を手放しでは評価しなかった。

日本敗戦…セルジオ越後氏は激怒「なんだ今のバックパス。柴崎にアシストつくの?」不発の攻撃陣、交代策にも苦言 | ゲキサカ

彼が最も問題視したのは、「日本代表はカタールワールドカップ以降の4年間で、本当に成長したのか」という点だった。

日本はブラジル相手に善戦した。しかし越後氏の目には、それが過去の延長線上にある戦い方に映った。強豪国を相手に守備を固め、カウンターで勝機を探る。これは現実的な戦術ではあるが、世界の頂点を本気で目指すなら、相手に合わせるだけではなく、自分たちのスタイルを押し出す力が必要だというのが、越後氏の主張だった。

特に批判の対象となったのは、森保一監督の後半の采配である。試合前には守備的に入り、カウンターを狙う形も有効だと見られていた。しかし問題は、その戦術自体ではなく、試合の流れが変わった後に日本が主導権を握り返せなかったこと、そして交代策が十分に機能しなかったことだと分析されている。

一部のファンからは、「試合前には守ってカウンターと言っていたのに、負けた後に批判するのは矛盾ではないか」という声も上がった。だが、越後氏の批判の本質は、守備的戦術そのものへの否定ではない。勝負どころで受け身になりすぎたこと、相手に圧力をかける勇気を失った時間帯があったことへの警鐘だった。

セルジオ越後】「いい勝負だった」の慰めはいらない。ブラジル戦の“負けは負け”だよ。この結果で日本は成長したと言えるのか | サッカーダイジェストWeb

越後氏の言葉は時に厳しく、反発を招くことも少なくない。しかし、その根底にあるのは日本サッカーへの強い愛情だ。長年にわたり日本サッカーを見続けてきた彼にとって、善戦で満足する時代はもう終わっている。だからこそ、惜敗を美談で終わらせず、次の成長につなげるべきだと訴えているのである。

日本代表は確かに強くなった。だが、世界の頂点へ届くには、まだ越えなければならない壁がある。セルジオ越後氏の批判は、選手や監督を突き放すためのものではなく、日本サッカーが本当に次の段階へ進むための“厳しい愛”だった。