俺の会社にはパートの女性が多く、その中でも特に目立つ仲良し3人組がいた。美ゆさん、46歳。元気で可愛らしい女性だ。あきさん、40歳。飛び抜けて美人で、職場でも人気者。そして鈴かさん、42歳。いつもニコニコしていて、優しくて楽しい女性だ。
ありがたいことに、俺はこの3人に可愛がられていた。「可愛い」「弟みたい」とよく言われ、俺もまんざらではなかった。顔も普通、どこにでもいる男の俺が、なんでこんな美人たちに気に入られているのかは分からないが、楽しい日々を過ごしていた。
ある日の昼休憩、鈴かさんに呼び止められた。
「ねえ、蒼太君。今ね、旅行の計画を立ててるのよ。蒼太君も一緒に行かない?」
「え、俺もですか?」
「女だけで行くのも楽しいけど、そこに可愛い子が1人いた方が絶対盛り上がるじゃん。」
まさかの誘いに、俺は少し浮かれた。綺麗な女性3人と旅行なんて、ハーレム状態じゃないか。まあ、3人からしたら俺はマスコットみたいなものだろうけど、それでも楽しそうだ。俺は「お邪魔じゃなければ是非」と返事をした。
そして迎えた旅行当日。待ち合わせ場所に行くと、まずあきさんがいた。やっぱり飛び抜けて美人だ。俺たちは美ゆさんと鈴かさんを待ちながら世間話をして、4人揃ってから新幹線に乗り込んだ。道中も盛り上がり、あっという間に宿へ到着した。
宿は温泉が人気らしく、露天風呂もある。しかも、ちょうど閑散期だったらしく、他のお客さんは誰もいない。好きな時間に好きなだけ入っていいとのことだった。
部屋に入ると、早速鈴かさんが言い出した。
「今から露天風呂行っちゃおうよ!」
美ゆさんとあきさんも同意して、張り切っている。俺は「じゃあ、先にゆっくり入ってきてください。俺は後で入りますから」と送り出そうとした。すると、鈴かさんが本当に不思議そうな顔をして言った。
「何言ってるの。せっかくなんだし、一緒に入ればいいじゃん。」
「え、一緒にですか?」と驚いて聞き返すと、美ゆさんとあきさんも「そうよ、せっかくなんだし」「別に問題ある?」と畳みかけてくる。からかわれているのか、それとも男として見られていないのか。確かにこんな幸運はないと思いつつも、3人の美人と一緒に風呂に入ったら意識してしまう。そうなったら、彼女たちに惹かれてしまうかもしれない。そう思うと勇気が出なかった。
しかし、彼女たちは「一緒に入らないなんて言われたら、私たち傷ついちゃう」と言って、グイグイと迫ってくる。結局、俺は3人の勢いに負けて、半ば強引に「分かりました」と言わされてしまった。
脱衣所は男女に分かれていたので、俺は男性用の脱衣所で服を脱ぎ、バスタオルを腰に巻いて露天風呂へ続く扉を開けた。なんだか彼女たちの方を見るのが恥ずかしくて、下を向いたまま近づく。そして中に入ろうとした時、ついに顔を上げた。
俺は目の前に広がる光景に驚きすぎて、思わず声が出た。彼女たちは全員、タオルすら巻いていなかったのだ。
「えっと、あの……?」
驚いて尋ねると、彼女たちは俺の反応を見て爆笑し出した。そして鈴かさんが言った。
「見たけりゃ、好きなだけ見ていいよ。」
さらに美ゆさんまで「あ、私のも見ていいよ」と言い出す。あきさんに至っては「ほらほら、もっと近くで見れば?」と言う始末。俺は「ま、マジですか?」と言うのが精一杯で、彼女たちはさらに笑った。
俺はドキドキしながら湯舟に足を入れた。3人の美女に囲まれるようにして、俺は真ん中に身を沈める。あっけらかんと「見てもいい」なんて言われると、逆に見るのが恥ずかしくなってしまう。俺は下を向いたままだった。
そんな俺を見て、3人は笑いながらゆっくりと近づいてくる。
「ねえ、見てよ。」鈴かさんが美しい膨らみを見せつけるように言う。
「で、でも……」
「それとも、おばさんの体を見る価値ないって?」
「そ、そんなことないです!」
「じゃあ、もっとよく見てよ。」
3人はじりじりと近寄ってきて、近距離でそう言ってくる。湯に入った時でさえ元気だったものは、もう限界状態になっている。腰に巻いているバスタオルでは隠しきれないほどに。
それに気づいた鈴かさんが言った。
「蒼太君だけタオル巻いてるなんて、ちょっとずるくない?」
「本当だ。ずるいわね。」
そう言って、他の2人も加わって半ば強引にタオルを取り上げられてしまった。俺の元気になったものを見られてしまい、1人であたふたする。3人は興味津々に俺のそれを見ていた。
「思ってたより立派だね。」
そんな感想を言われた気がする。俺だけ見られているのはずるくないか? そう思いながら、俺は顔を上げて、順に俺を囲む3人の綺麗な体をしっかりと目に焼き付けた。さすがに触れるのはアウトだと思い、見るだけで我慢した。
しばらく互いを見つめ合う、そんな状態が数分続くと、俺の方が限界に来てしまい、逃げ出そうかと考え始めた。すると、その考えを察したのか、腕を掴まれてしまった。
「ねえ、私たちの中で誰と一番したい?」
いたずらな表情であきさんがそう聞いてきた。
「へ?」
「私たちだって女なのよ。若くはないけど……でも、年上の女性とのあれは最高の経験になるわよ。」
耳元でそう言われ、俺の限界はとっくに超えていた。
「それで、誰としたい?」
この状況でそれを聞くのかよ。俺は思わず本音を吐き出した。
「全員……です。」
俺の答えに、彼女たちは目を丸くして顔を見合わせたかと思うと、笑い出した。
「もう、全員なんて欲張りなんだから。」
鈴かさんがそう言いながら、俺にゆっくりと触れてきた。
「あ、ずるい。私も。」あきさんも美ゆさんも、そう言いながら触れてくる。俺もまた、彼女たちに触れる。それを合図に、俺たちの交流会が始まってしまった。
ここまで来たら、最後までしちゃいたいよね。鈴かさんがそう言い出し、他の2人も同意した。俺は静かに頷いた。
「さすがにここでするのは恥ずかしいわね。だから順番に部屋でする。蒼太君には部屋で待ってもらって、順番に部屋に戻ってしようか。」
「終わったら温泉に来て、選手交代って感じで。」
3人の提案に、俺が拒否できるはずがない。俺は1人で露天風呂を出て、服を着て、先に部屋へ向かった。どんな順番で彼女たちが来るのか分からず、ドキドキしつつもワクワクしていた。
部屋で待つこと数分。最初に来たのは鈴かさんだった。部屋に入ってくるなり、俺に抱きついてきた。彼女からは甘く優しい香りがした。俺の心臓の鼓動が一気に跳ね上がる。彼女に引き寄せられるようにキスをし、俺たちはあっという間に乱れた。42歳とは思えないほど綺麗な体に、俺はあっという間に夢中になった。
とはいっても、俺のものは限界だったこともあって、物の数分で果ててしまった。それでも彼女は満足そうに「最高だったよ」と言ってくれて、俺は素直に嬉しかった。できればこのままもう1度、と思って彼女を抱きしめると、彼女は言った。
「他の2人が待ってるから、私は露天風呂に戻らなきゃ。本当は私ももう1回したいけど、それはまた今度ね。」
彼女はそう言って、ニコッと可愛らしく微笑んだ。少し残念な気持ちを抑えながら、俺はゆっくり頷いた。鈴かさんは部屋を去り、俺はそのまま部屋で待つことになった。
次に来たのはあきさんだった。やっぱり美人だ。そう思った途端に、俺はまた元気になる。彼女は俺に触れると、
「こういうこと、久しぶりなのよね。思う存分楽しみましょうね。」
そう言って、さらに触れてくる。彼女は見かけとは裏腹にすごく野生的で、主導権を握られているような感覚だった。俺はあきさんの手つきに驚きながら、限界を迎え、彼女と1つになる。圧倒されるくらいすごいと思いながら、俺は酔いしれた。
「ああ、よかった。」あきさんは綺麗な表情で微笑みながらそう言った。
「多分、美ゆが首を長くして待ってるわよ。急いで戻ってバトンタッチしてくるね。可愛い。蒼太君、ありがとう。」
そう言って、彼女は早足で部屋から出ていった。
俺は体に力が入らず、寝転んだまま美ゆさんを待つ。しばらくすると、美ゆさんが小走りで部屋へ入ってきた。
「最後が年長者の私でごめんね。」
そう言いながらも、すぐに俺に抱きついてきた。
「若い男のことなんて、本当に久しぶりなの。思ってることを私で全部試していいからね。」
そう言って、キスをしてきた。もう3人目だし、体力はかなりしんどい。でも、単純な俺は大人の魅力に溢れた美ゆさんの体を見た途端、元気になった。そうして美ゆさんとの時間もつつがなく終了。彼女は「ああ、満足した」と艶やかな表情を見せ、最年長の余裕を感じさせた。
こうして、3人の女性と連戦するという人生初の体験を終えた。美ゆさんが他の2人を呼びに行き、数分後、3人まとまって部屋に戻ってきた。みんなすっきりした顔をしていて、さっきまでの甘い雰囲気はどこにもなく、いつも通り楽しそうに会話をしていた。あっさりしたもんだな。まあ、別にいいけど。
その後、みんなで一緒に夕食を食べた。本当に何もなかったかのような空気で、さっきまでの出来事が楽しい夢だったと思えるほどだ。俺も心の奥に閉まっておこう。
夜になると、俺たちは布団を並べて寝転んだ。少し気分が高揚していた俺は、いまいち眠れそうになかった。天井を見つめていると、隣から手が伸びてきて、俺の手を握ってくる。隣の布団にいるのは、鈴かさんだ。この日、3人とそれぞれしたけど、もう1度と思ったのは鈴かさんだけだった。他の2人は今回だけって感じだったのに、彼女だけは違う。
俺はドキドキしながら彼女の手を握り返す。するとその時、スマホが小さく震えた。
「他の人がいるからLINEで聞くけど、今日はどうだった?」
内容はそんな感じだった。俺は彼女の手を片手で握り、もう片方の手で文章を打ち、返信した。
「正直言って3人とあんなことになってめちゃくちゃ驚きました。でも、もう1度って思ったのは鈴かさんだけでした。」
すると、返事が来た。
「私もね、同じくもう1回って思ってるよ。なんなら今すぐにでもいいくらい。」
俺はとてつもなくドキドキしていたのを覚えている。でも、他の2人がいる。
「あの2人は1度寝ると朝まで起きないの。今はまだ完全に眠ってないから。完全に眠るまでは、こうして手をつないでていい?」
そんな可愛いLINEに、俺は思わず手を握る力を強めてしまった。
「じゃあ、他の2人が寝るまではこのままで待ちましょう。」
俺がそう返すと、彼女も俺の手をぐっと握ってきた。俺たちはゆっくりと手を絡め、ドキドキしながらLINEを続けた。
しばらくすると、他の2人の寝息が聞こえてきて、深く眠ったことが分かる。すると、鈴かさんは俺の布団にゆっくりと潜り込んできた。俺は彼女をすぐに抱きしめ、改めてキスをする。やっぱり鈴かさんが一番しっくり来る。そう思いながら、初めてした時より丁寧に彼女を愛した。夕飯前にあんなに満足したはずなのに、彼女と1つになればなるほど、彼女が欲しくて我慢ができなくなる。俺たちは深夜まで何度も愛し合った。
ようやく落ち着いて時計を見ると、午前2時になっていた。
「この旅行が終わってからも、こんな風にしたい。」
彼女は息を整えながら、俺をそんな風に誘ってきた。
「したいです。次は2人きりで。」
俺は素直に本心を伝えた。すると、鈴かさんは嬉しそうに微笑んだ。そして俺たちは手をつないだまま眠った。
翌朝、朝食を取った俺たちは旅館をチェックアウトした。旅行前と変わらず、3人は本当に仲がいい。こうして俺のハーレムな温泉旅行は終わりとなった。
家に帰った俺は、昨日の夜の鈴かさんとのLINEを1人で見返す。今までは鈴かさんのことを特別に思ったことなどなかった。むしろ3人とも優しいパートさんとしか見ていなかった。だけど、昨日のことで一気に俺の気持ちは動いてしまっていた。こんな言い方をするとゲス男みたいだなと思う。でも、3人とそれぞれ体を重ねたからこそ、鈴かさんとの相性の良さが分かった。鈴かさんとの時間がより特別なものだったって実感できたのだ。俺は前日の余韻に浸りながら、そのまま眠った。
そしてまた、いつもの日常へ戻っていく。職場での彼女たちは相変わらず仲良さそうにしているし、俺に対しても何もなかったかのような態度だ。ただ、鈴かさんだけは少しだけ態度が違う。俺を意識してくれているような雰囲気が漂っている。俺もまた、鈴かさんを見るとドキドキしてしまって、今まで通りに接することができなくなっていた。
そんなある日のことだ。仕事を終えて帰ろうとしていると、
「ねえ、この後一緒に飲みに行かない?」
鈴かさんに声をかけられた。俺は何の疑いもなく、彼女と一緒に居酒屋へ向かった。今までのような何でもない関係ではないせいか、お互いに少し意識しているような、何とも言えない距離感だった。それがさらに俺の鼓動を早める。
お酒がほどほどに入り、居酒屋を出る頃には、俺たちは自然に手をつないでいた。今日も彼女に触れたい。その思いが強くなっていくのを感じていた。
「あの……この後、俺の家に来ませんか?」
俺は素直に鈴かさんを誘った。彼女は少し頬を赤らめながら、嬉しそうに頷いた。
そしてその日、ようやく俺たちは2人きりで一夜を過ごすことができた。この日を境に、俺たちは2人きりで過ごすことが増えていった。休日には普通にデートに行くこともあった。そんな風に過ごしていくうちに、俺はどんどん彼女に惹かれていった。年齢は離れているけど、そんなことは気にならないくらい、彼女との時間は楽しい。年齢を感じさせない可愛らしさと美しさ、そして優しさ。相性も最高だった。
彼女に心を奪われ、半年が経つ頃、俺は決意した。男として、けじめをつけなくちゃな。
「鈴かさん、好きです。あの旅行の時に関係が変わって帰ってきてから、2人で飲んだりデートしたりしていく中で、どんどん惹かれて、気づいたら好きになってました。だから、俺と付き合ってください。」
俺は鈴かさんに告白をした。彼女は嬉しそうに微笑み、
「私も好きだよ。元々蒼太君のことは可愛いなって思ってたし、職場では特別な存在だと思ってたの。でも恋愛感情ではなかったんだよね。ただ可愛いからって理由だけで君を旅行に誘ったの。もちろん最初は変なことをしようなんて全然考えていなかったわよ。それで旅行に行ったんだけど、蒼太君の反応が可愛くてね。ついノリに乗っちゃって、一緒に風呂に入ろうって流れになったの。それでね、どんな反応するのかなって試すつもりで、私たちはタオルを巻かずに湯舟で待ってたのよ。そしたら私たちが思ってた以上に元気になってたから、すごく嬉しかった。それで、触れてみたいなって直に思っちゃったの。多分、他の2人も同じだと思う。
それからあの流れになって、私はなんだかすごくドキドキしてた。他の2人は若い男とできてラッキーくらいにしか思ってなかったみたいで、特別な感情はなかったみたいなの。まあ、そのおかげで今も私たちは普通に友達でいられるし、全然こじれてないのよね。でも、私はあの時からずっと蒼太君にドキドキしてた。
だから、こうして告白してもらえたことが本当に嬉しいの。」
そう言ってくれた。こうして俺たちは付き合い始めた。
付き合ってからも、俺たちはたくさんの時間を2人で過ごし、毎日のように楽しく愛し合った。楽しい時間というのはあっという間で、気づけば付き合い始めて5ヶ月が経とうとしていた。俺はその間も、彼女をどんどん好きになっていった。彼女が隣にいるだけで心が穏やかになり、めちゃくちゃ幸せな気持ちになった。
そんな素敵な鈴かさんと、これからの人生もずっと一緒に生きていきたい。そう思った俺は、彼女にプロポーズしようと決意した。
プロポーズ当日。
「鈴かさん、結婚してください。」
周りくどいことは言わず、ストレートに彼女にプロポーズをした。彼女は告白の時よりも嬉しそうな顔をしてくれて、無事にOKをもらえた。鈴かさんの年齢のこともあって、俺たちは結婚の準備に早々に取りかかった。両親への挨拶もかなり順調に進み、美ゆさんとあきさんにもしっかりと報告をした。
「やっぱりそういう展開になるよね。あの旅行が終わってから、鈴かだけちょっと様子が違ったものね。」
「そうそう。幸せですって顔してたもんね。それに蒼太君も鈴かのこと気に入ってそうだったし。でもうまくいってよかったね。おめでとう。」
2人は楽しそうにそんな会話をしながら祝福してくれた。
そうしてみんなに祝福されながら、無事に入籍。新婚生活は本当に楽しくて、毎日が幸せに溢れていた。楽しく濃厚な日々は時間の経過が早く、5年の月日なんてあっという間だった。この5年、俺と鈴かさんは1度も喧嘩をしたことがない。それどころか、ずっと仲良く幸せに愛し合っている。
鈴かさんは美ゆさん、あきさんとはあれからもずっと仲良くしていて、今も3人で集まっては楽しそうに話をしている。俺と美ゆさん、あきさんの関係も、あの旅行の前と同じような感じで、特に気まずくなってはいない。鈴かさんが言っていたように、2人はあの時はただしたかったからしただけで、俺に対して特別な感情はなかったようだ。だから、こんな風に関係が変わらず、今でも仲良くしていられるんだと思う。
美ゆさんとあきさんは、今はそれぞれ彼氏がいて幸せそうだ。実は近々、俺と鈴かさん、そして美ゆさんとあきさん、その彼氏たちも一緒に旅行に行く予定がある。前回のようなハーレム状態にはならないと思う。もちろん前回の旅行の時も何もないだろうと思って行ったけど、ああなったんだよな。でも、さすがに今回はないだろう。
そして、このままこんな感じで、この後もみんなと仲良く過ごしていけたらと思う。



